地震について “やっておくべき防災対策TOP10” ICS (It’s Coming Soon) -Part 2-

その他

防災の基本は「動くな」

こんちわ。クラッシャーです。

先週の日曜日は父の日でしたね。皆さんはどう過ごされましたか。

僕は父の日に「うーん。何かしたいな。でもお金もないしなあ。何か買うとかはできないし…」

「そうや!なら餃子を作ればいいじゃない!」

そう思って、2週間くらい前から餃子作りの練習を始めました。

YouTubeを見ながら、とりあえず1回作ってみましたが、蒸すときに水を入れすぎて、餃子がフライパンに張り付いて、無理やり剥がしたら餃子が残飯みたいにグッチャグチャになって、「やっべえ。どうやったら綺麗に焼けるんだろう。味もまあまあだし。」ってなりました。


※1回目のプロトタイプたち(30個)


※この後ぐっちゃぐちゃになったやつは放送禁止レベルのグロさだったので写真にすら撮ってません。なかったことにしました。


※クラッシャーの心の中の図


※2回目は水の量を減らして、その後濡れ布巾に置いたら、うまく焼けて綺麗に剥がれました!(ただ味はまだそないだったので、この後、鳥羽シェフのYouTubeをみて味付けを色々変えたら、冷凍餃子のあの味になりました。合計70〜80個くらい餃子食べたかも。ゲフ。。。)


※焼き餃子だけだともったいないないなので、水のやつも作ってみました。中にはそうめんちゃんを入れました。

という感じで、とりあえず人様に食べてもらえるくらいにはこの2週間の間に成長!!

「よっしゃ。あのグッチャの餃子からはえらい進歩や。これで父の日も大成功に違いない。そろそろみんなの予定を聞いて、本番の日程を調整しておかないと。」

そう思って、僕の父親はこのご時世にスマホどころかケータイも持っていないので、母親に連絡を入れました。

「あ、仕事だったか。じゃあ別日かな。だったらそんなに急いで練習しなくても良かったのか。なーんだ。よかったよかった。」

そのような安心した心持ちで、母親に今度はこのように聞いてみました。

そうしたところ、すぐに以下のような返信がきました。

 

 

「…」

 

 

びっくりしました。

 

 

「え…?この世に餃子が嫌いな人間が存在したなんて。。。しかもこんな身内に…!?」

 

結局その後、父の日には焼きそばを作りました。普通に美味しいと言ってくれました。

 

というわけで、今回は前回の続きで、地震大国日本で一体どのような防災対策をしておけばいいのか、クラッシャーが勝手に考えた”防災対策TOP10″を発表していきたいと思います。

まず、防災の基礎ですが「発災中は”シェイクアウト”」「発災直後は”動くな”」です。

「シェイクアウト」とは2008年にアメリカのカリフォルニア州で生まれた防災訓練です。

※出典 「ヤフー・ラインシェイクアウト訓練」より

まあ、これは日本人には馴染みのあるものですよね。小学校とかでよくやるやつです。

ただ、ここでの本当に大事なメッセージは、地震は揺れそれ自体が危険というよりも「揺れている間に無理に動くことが危険」だということです。

どういうことかというと、例えば、「家具の倒壊を頑張って抑えようとする」「キッチンの火を止めに行く」「出口を確保しようとして移動する」などは転倒や怪我の恐れがあり、安全を確保しようとしているようで、実は却って自分の身を危険に晒す行為です。絶対にやめましょう。

発災中の基本は、まずはシェイクアウト=「安全確保」です。

家具やキッチン周りなどは、それぞれに凶器になるものが多い危険地帯なので、できれば「安全地帯」へと離れましょう。

ここで言う「安全地帯」とは、頭や体を守ることのできる場所です。机の下や、寝室にいたらまくらや掛け布団などで身を守りましょう。外だったらビルのそばに近寄らない、自動販売機や電柱などがない開けたところに行くなどして、身の安全を確保してください。

そして発災直後も、建物に倒壊の心配がないのにとりあえず外に出ようとしたり、すぐに職場から家に帰ろうとしたりなど、むやみに動くと危険で、却って被害が増える恐れがあります。

被害の状況にもよりますが、最大で3日間ほどは移動する必要がないなら、その場から動かないくらいの気持ちでいた方がいいです。

東日本大震災の時は、都内で発災直後に人々が家に帰ろうとして駅が人で溢れかえって、群衆雪崩などの危険性が高まった事例などもあったらしいです。

実際には、次の日には電車が動いていたので、夜に無理に歩いて帰宅する必要はなかったのにも関わらずです。

「まずは頭と体を守って、そのあとは、スマホで無事だけを伝えて、その場にとどまる」これが基本です。

あとは、ペンライト、水、チョコレートやドライフルーツなどの携帯できる食料をできればいつも持っておくようにすると、もしもの時に安心ですね。鎌田先生はそうしてるらしいです。特に都内で講演などがある時は。

「休日に出かけた先で地震にあったら?」「料理をしてる時に地震が来たら?」「車の運転中に地震があったら?」前もってそう考えていても、実際にはパニクって、逆に自分の身を危険に晒してしまう行動をとってしまうかもしれません。

こういった安全確保を含めた、地震などの災害に関わる様々な情報を知るには、まずは住んでいる地域で発行されている「防災ガイド・避難所マップ」などをチェックして見ておくといいです。


※所沢市の「防災ガイド・避難所マップ」

ここには、住んでいる地域でどのような災害の危険があるのか、どこに避難すればいいのか、どのような備蓄をしておけばよいのかなど、地域の様々な情報や防災の基礎などが詳細に書いてあります。

と言うわけで色々書きましたが、それでは僕が考える、と言うか多くの人が言っている、やっておいた方がいい対策を10個紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!

それでは、防災をクラッシュクラッシュ!!

やっておくべき防災対策TOP10

① 1週間分の水・食料・携帯トイレの備蓄

まずは、備蓄についてです。

地震発生後、水・電気・ガスのライフラインが止まった場合は、復旧するのに最短でも3日かかります。

そうなった場合に備えて、最低でも「3日分」、できれば復旧に時間がかかった場合に備えて「1週間分」の備蓄をしておくことが推奨されています。

そして、絶対に備蓄しておかなければいけないのが、水・食料・携帯トイレの3つです。

具体的には、水は「1人1日3L必要」とされているので、3日分だと1人9L、3人家族だと3日で27L必要です。

1週間だと1人21L、3人家族だと63L必要になります。5人家族だと1週間分の水の備蓄だけで105L必要になります。2Lのペットボトルで53本分くらいです。

やばいでしょ。

つまり、大人数で暮らしている家族ほど、備蓄してない時のダメージは大きくなります。

そして、食料は1人3日間で最低9食分、しかも、レトルト食品などの普段食べ慣れていない食品を食べることにもなるので、事前に色々食べて自分にあった食品を選んでおく必要も出てきます。

正直、まずい食品だと2〜3日だけでもきついです。

携帯トイレの備蓄は、1日7回行くなら3日で1人21回分必要で、1週間分だと49回分必要です。

日本水道協会は、南海トラフ大地震における被害想定として、上下水道の復旧に最大で8週間かかると予測してるらしいので、1週間分あっても余裕で足りなくなるかもです。

まあ、備えあれば憂いなし。とにかく水・食品・トイレ、この3つの備蓄だけは最低でも3日分は用意しておきましょう。ただ、色々なサイトを見た感じだと、個人的には最低1週間分が今後のスタンダードになりそうな気がしてますが。

ローリング・ストック法
備蓄の際に便利なのが、ローリングストック法という備蓄法です。
これは、日常生活で使用する水や食料などを多めに常備しておき、消費したら補充するというように、備蓄をローテーションさせる備蓄方法です。これをすると、非常時に食べる食品などに慣れることもできますし、賞味期限が割と近いものなども備蓄しておくことができます。

② その他の必要な備蓄

そして次は、その他に必要な備蓄です。

例えば、携帯のモバイルバッテリーとか、懐中電灯とか、ラジオとか、そう言ったやつですね。基礎的なやつ。ここは挙げると多岐に渡ってきますので、各自で必要なものを考えて、揃えておきましょう。

その中でも特に僕が大事かなと思ったのは、笛とラジオとカセットコンロです。

笛は万が一、建物などに閉じ込められて助けを呼ぶ必要が出た時に、大声で呼ぶのは無駄な体力を消耗しちゃうので、笛があると少ない力で助けを呼べます。なので、笛は地味に命を助けてくれる重要アイテムです。

そしてラジオは、災害時に地域の臨時災害放送局などの信頼できる情報ソースから被害・避難状況、物資供給の情報を知ることができます。また、災害時は通信が途絶えたり、インターネット回線が使えなくなる可能性もあるので、電池やソーラー充電などでも使用できるラジオはかなり重要アイテムになります。

災害情報に関しては、ネットが使えるのであれば、あとは住んでいる自治体の公式ラインなどからも地域の災害情報をゲットできます。

SNSなどで情報を集める際には、デマ情報を流す輩が現れる可能性があるので、以上のような住んでる自治体からの信頼できる情報ソースをいくつか知っておくのは大事かなと思います。

カセットコンロは、電気・水道・ガスのインフラが復旧するまでに、お湯を沸かしたり、簡単な料理を作ることができるので、特に冬などの寒い季節に被災した場合はかなり重宝するアイテムになるのかなと思います。

あと、これは備蓄上級者向けなのかもしれませんが、いま個人的に気になっているのは「ポタ電」です。

ポタ電というのはポータブル電源の略で、こういうやつです。

このポタ電だと、バッテリー容量が1330Whなので、電子レンジだったら30分とか、3000ミリアンペアのスマホだったら80回分とかをフル充電できるくらいの容量になるらしいです。

小さい家電とかを動かせるバッテリーで、太陽光発電で電気をチャージできたりもできるので、あると何かと便利かもしれません。

ただ、値段が安いやつで5万円くらいから、普通のやつで10万円とか、いいやつだと20万以上するやつもあるので、若干手を出しづらいアイテムかなとも思います。色々備蓄が揃ってきて、最後の方のダメ押しで買っておくようなものなのかもしれません。


「東京備蓄ナビ リンク」

こちらのサイトで、あなたのご家庭に必要な備蓄を自動計算で簡単に調べることができるので、気になる人はこちらもチェックして見てください。


※クラッシャーに必要な1週間分の備蓄リスト

③ 寝る場所近くにもの置かない

3つ目は「寝る場所近くにもの置かない」です。

これは、就寝中に地震が起きた時は、かなり無防備な状態になるので、「寝る場所は安全地帯にしておきましょう」というものです。

もし寝ているそばに倒れてきたら危ないものなどがあったら、置き場所を変えたり、向きを変えたりなどの工夫をしておきましょう。


※所沢市の「防災ガイド・避難所マップ」より

④ 家具の対策

次に、家具の対策です。

これは、冷蔵庫とかテレビとかが地震の揺れで倒れないようにストッパーをつけておいたり、ガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、食器棚からものが出てこないような工夫をしたりとかの対策です。

僕の部屋の食器棚は、今のままだと地震がきたら扉がバッタンバッタン開閉する仕様になっているので、「対策しておかないとやばいなあ」と思って、もうかれこれはや半年くらいになります。


※所沢市の「防災ガイド・避難所マップ」より

⑤ できれば二拠点・三拠点

この5番目はできたらの感じですけど、住んでいる家が被災して、例えばもう倒壊レベルで住めないとなった時に、本来であれば避難所生活になりますが、もしどこか別の拠点に移れるようであれば、そっちの方がいいよねという対策です。

これは親戚の家でもいいかもしれませんし、どこか友人の家に泊めてもらうとか、なんなら別荘を持っておくとかできたら最高かもしれないですよね。

なので、そういった被災時の拠点についての決まりごとを、いまのうちから家族内などでしておくといいのかもしれません。

いまって、日本の人口がガンガン減ってきていて、空き家とかが今後かなり増えてくるはずなので、そういった空いてくる住居とか施設とかを災害時のシェルターとして利用できるようにしておけば、多くの人が共同で生活しなきゃいけないような、きつい避難所生活を送らなくても済むようになるかもしれないので、今後はそういった町づくりもしていきたいなと考えていたりしまっする。

⑥ 家の耐震性を調べる

6個目は「家の耐震性を調べる」です。

実は能登半島地震の時に、「新耐震基準」の建物も倒壊していたということが、金沢大学の調査によって判明しています。

「新耐震基準」とは、1981年6月1日から施行された耐震基準で、「震度6強〜7の地震にも完全な状態からなら1回は耐える」というものです。これはいま現在も適用されている基準です。

なぜ、新耐震基準の建物でも倒壊したケースが出たのかというと、ここには様々な理由が考えられていますが、そのうちの大きな要因の一つが、繰り返し起きた余震です。

現在は、余震というと、最初の地震よりも規模の大きい地震は発生しないという誤った印象を人々に与えてしまうことから、現在はあまり使われなくなったようですが、ここでは便宜上そのような言い方をしました。

このように、震度7クラスの地震に耐えたとしても、その後に来た複数の余震によって倒壊してしまったケースがあったと考えられているようです。

なので、新耐震基準なのに倒れたというのは、その基準の中身を知っていれば、それほど驚くべきことではなかったことがわかります。


※出典:SUMO「新耐震基準とは」より

さらに、上の図を見てもらえるとわかりますが、実は1981年の新耐震基準施行の後、「2000年基準」という木造住宅に関しての新たな基準が設けられています。

この基準が設けられた主な理由は、新耐震で家屋の補強に用いられる「耐力壁」という壁が、実は1995年の阪神・淡路大震災の時に、その配置のアンバランスによって家屋が倒壊してしまったケースが発生したため、その「壁の配置バランス」などに対して新たに基準を設ける必要が出てきたためです。


※YouTube「”新耐震なのになぜ?” 能登半島地震で木造住宅が全壊、メカニズムを木造建築のスペシャリストが徹底解説」より

以上の動画で、家屋の耐震基準や、どういった建物が安全なのかについてわかりやすく解説してくれているので、より詳しく知りたい人は見てみてください。

こちらの1級建築士の佐藤さんが言うには、2000年基準だと2016年の熊本地震の時は、8割の建物は無被害で今も健全でいる状態だと言っていました。

あとは逆に、新耐震だからと言って、例えば40年、30年前に建てられた建物なんかは、その年月によってや、今までの地震などによっても劣化しているかもしれないし、あまり過信しすぎない方がいいとも言っていました。

耐震基準というのは、その基準にいるから大丈夫というものではなく、あくまでも「足切り基準」で、これを下回ってはダメというものに過ぎないので注意が必要です。

さらに、最近では「耐震等級」という言葉も新たに出てきました。

耐震等級とは、2000年基準の絶対に下回ってはいけませんよという基準を「耐震等級1」とした時に、その1.25倍の強度を持つものを「耐震等級2」、1.5倍のものを「耐震等級3」とした建物のレベルのことです。

このような、建物自体の安全性についての理解を深めておくと、今後住む家を選ぶときなんかにも良い指標になるなと思ったので紹介しました。

今後はこの流れだと、みんなの住む家は耐震等級3が基準になってくるかもしれないですね。

自分の住む建物の耐震基準がわかったら、以下のような簡易耐震診断などを利用すれば、さらに細かく家の耐震性や安全性を確認できます。


※所沢市の「防災ガイド・避難所マップ」より

ユニークな間取りの家などは、その分耐震性を犠牲にしている可能性があるので注意してください。

⑦ 住んでる地域の地盤を調べる

7個目は「住んでる地域の地盤を調べる」です。

これは前回も少し話しましたが、防災科研が運営している地震ハザードステーション (J-SHIS)というサイトでは、国の地震調査推進本部が作成している「全国地震動予測地図 (J-SHIS Map)」をチェックすることができます。


J-SHIS MAP リンク

前回は、このマップで活断層の位置を調べられるという話をしました。

今回はそれに加えて、上の図のマップで、表層地盤というところを見ると、住んでいる地域の地盤の硬さを調べることができます。今後どこかに引っ越す際なんかにも、その地域の地盤の安全性を知ることができるのでとても便利です。

青いところが一番硬い地盤で、紫のところが一番地盤が柔らかいところです。これをみると都内や首都圏地域は基本的には地盤が柔らかくて揺れやすいということがわかります。

これは日本のどの地域でも同じことが言えますが、都市圏ほど生活に便利だけど土地の安全性は低くなり、逆に土地の安全性が高いところほど生活の便利さは低くなる傾向にあります。

そして、この土地の安全性はそこに住んでいる人口密度も関係してきます。

令和2年の人口集中地区の国勢調査によると、「日本の総人口の70%にあたる8829万人が日本の国土の3.5%の地域に集中していて、その人口集中地区の人口密度1㎢あたりで6663人が住んでいる計算になる」らしいです!

やばいでしょ。

偏り杉内。なんか仕事とかでリスク管理しろとかいう奴は息してる?

あとは、J-SHISのサイト内でも様々な地震情報を調べることができますが、その中に「地震ハザードカルテ」というものがあり、ここでは任意の地域の地震ハザード情報を診断してくれます。


※クラッシャーが住む地域のハザード診断

ちなみに、地震の確率が今後30年で1%とかの地域だとしても、そこが別に絶対安全というわけではありません。

2007年の新潟県中越沖地震(震度6強)、2016年の熊本地震(震度7)、2018年の北海道胆振いぶり東部地震(震度7)などの地震は、今後30年間で震度6弱以上の発生確率が「ほぼ0%」と言われていたのにも関わらず発生しました。

今年の能登半島地震も、実はその発生確率は今後30年間で0.1%〜3%と言われていました。


※ YouTube「震災被害を最小に食い止めるには…南海トラフ地震発生確率公表の裏側」 より

これは、基本的に地震の発生確率は本当にガチで非常に低いものが多いのですが、問題なのは、その低確率発生の地震が日本中にめっちゃあるということです。

つまり、ポイントポイントではたとえ0.1%程度の発生確率でも、それが日本に1000個あったら、それはそのどこかで100%確実に地震自体は起きるってことになるので、この現象は別におかしくはなく、ただシンプルに、本当に超低確率のハズレくじを引いたってだけです。

なので、こういった数字だけにとらわれずに、日本は地震大国であることを念頭において、防災対策をしていきましょうぜ。

⑧ 近くの活断層を調べる

これも前回話した通りで、日本には活断層が2000もあるので、住んでる地域の近くに、震源となる活断層がないかを調べておいた方がいいです。

こういった情報も、地域の自治体が出している「防災・避難所マップ」などに載っているはずです。


※所沢市の「防災ガイド・避難所マップ」より

僕の住む所沢のすぐ南には、上記の図の通り「立川活断層帯」があって、そこで地震が発生した場合、僕の住むアパートは震度6弱〜6強の揺れに襲われることになっているので、「どうか外れガチャを引きませんように」と思いながら、少しづつ防災対策をこの前からようやっと始めました。

とりあえず、水だけは24Lぐらい備蓄完了しましたし、あと、枕元に小さめですが本棚をガッツリとおいていたので、この前足元の方にザングリと移動させときました。

⑨ 子供がいてもやたら名前呼ばない

9個目は「子供がいてもやたら名前呼ばない」です。

これは、地震が発生して、先ほどから言っている通り、危険なのはむやみに動くことです。

しかし、子供の身の安全を確認したいあまりに、例えば2階の部屋にいる子供に「〇〇大丈夫?」みたいに大声で声をかけると、子供が呼ばれてると勘違いして、揺れていて危険なのに親の元に行こうとしてしまうかもしれません。

このように、子供の名前を呼ぶこと自体が危険を招くことがあるので注意してください。

もし声をかけるとしたら、「そこにいろ」とか「こっちに来て」とか、具体的に指示してあげることが重要です。

あとは子供にも、地震があったときの行動やそのときの約束事などを、日頃から話し合っておくことが有効な防災対策になると思います。

⑩ 自助→共助→公助

最後は、「自助→共助→公助」です。

これも、防災の原則みたいなやつで、まずは自分の身は自分で守れるようにしよう、それでも無理なら近所で助け合おう、最後にそれでも無理なやつは公的な機関に頼ろうというものです。

この意識を持つことで、災害時に救助隊などの人的資源を緊急度が高い地域に集中させることができますし、避難所の資源の逼迫なども防げます。

一人一人がこのような防災意識を持てれば、今後想定される首都直下地震や、南海トラフ地震がもし起きても、きっとみんなで対応して乗り切れるでしょう。

⑪ タワマンはやめとけ

おまけで、「タワマンはやめとけ」です。

なぜタワマン(特に湾岸地域)がやばいかは、以下の動画を見てください。

YouTube: 「築古家屋のリスクは?耐震基準と地盤の関係は?東京湾岸タワマンは?都市に集まり過ぎ?」Abema Primeリンク

「真の自立」と「本当にやるべきこと」と「サーファーの女の子」

はい。というわけで、以上が僕が考えた”防災対策TOP10″でした。

日本って地震大国で、特にいまは大地変動の時代で相当危険な状態なのにさ、東京に主要な機能を一極集中させたり、社会全体的に「お金を稼げている=自立できてる」みたいな価値観に覆われているので結構やばいなと思いますね。

だって、被災したらその稼げる能力ってだいたいは意味なくなるからね。まあもちろんどんな能力を持っているのかに寄るところではあるので、一概には言えないですけど。

「あのさ、その金でモノやサービスを買えなくなったらお前は終わるんだよ。」っていうね。

ディストピアになったら、今まで”価値”あったものなんて色々すぐにひっくり返るからね。

こういう事もあって、僕は本当の意味で「人間は自立なんてできない」って思ってます。だって完全に一人だけで生きていけるわけがないからね。

なので、自立しないとやばいよって言う人いますけど、「いやいや、お前も自立できてないやん。誰が食料作ってるの?誰が子供の面倒見てくれてるの?誰が毎日ゴミ集めてくれてるの?その着てる服の原料どっからきてるの?」って思いますね。

「お前は別に金が稼げてるからって、自立できてて偉いわけじゃねえんだ。勘違いすんなよ」と。

「今の生活が成り立ってるのはお前だけの力じゃねんだ。お前を含めたみんなの力のおかげなんだよ!」とも思いますね!!

東日本大震災やコロナの時にみんな思い出したはずなんですけどね、誰が本当にこの社会を支えてくれているヒーローなのかを。(大谷翔平ではないです。彼は確かに常人にはできないすごいことをやってますけど、彼はただ野球をやっているだけです。本当にすごい人たちは実は身近にいっぱいいるんです。)

被災した場合、最悪全然ごみ収集止まりますからね。

または、トイレや高層ビル内に閉じ込められるかもしれませんし、被災して怪我しても道路が液状化してたら救急車の到着が遅れるかもしれません。

今のみんなが平和な日常を送れているのは、ただ「超ハズレくじ」を引いてないだけです。

そして、僕は本当の自立って「持続可能な共同体をみんなで作ること」だと思ってます。

なので「真の自立」とは、まずは「人は1人だけだと別にそんなに強くはねぇんだ」って認識するところから始まって、

「だからこそみんなで協力していかなきゃいけないな」って、そこからようやっとそう思えるようになって、だんだんと周りの人のことも、今の生活のことも、これからしなきゃいけないこととかも考えられるようになっていくんじゃないのかなって思いますね。

と言うわけで、皆さん、明日にでも地震が起きても全然おかしくはないので、その準備を少しずつでも確実に今からやって行きましょうTIME!!!

最後に、鎌田先生は講演の中で、よくサーファーの女の子の話をしています。

2004年のインドネシア・スマトラ沖地震が発生した際、その後日に、日本の海にいたサーファーの女の子に日本のテレビクルーと鎌田先生が「もし今ここに津波が来たらどうしますか?」と取材してみたところ、「私はサーフィンが得意なので、津波にちょっと乗ってみたいです」って答えたらしいです。

これが、鎌田先生がアウトリーチを頑張っている理由です。

つまり、災害や防災などに全然興味がなくて、知識が少ない人たちにどうやって情報を伝えていくのか。それが問題だということです。

以上です。

 

おわり。

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